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2019/06/07
梅雨の湿気に粉体塗装はいかがでしょうか?
  • 前処理槽

久しぶりにしっかり雨が降りました。いよいよ梅雨入りでしょうか?梅雨と言えば湿気が高い状態が長く続く嫌な時期でありますが、塗膜にとってもつらい時期になります。金属製品に塗装された塗膜は、素地の腐食を防止するというミッションをもっておりますが、湿気や水分はまさに腐食を引き起こす3大要素の一つです(3大要素は水分・酸素・塩分です)。そうした腐食因子から素地を守るのために、粉体塗装は膜厚が厚いので有効であると言われます。確かにその通りなのですが、膜厚が厚いことは必ずしもいい面ばかりではありません。塗料というのは粉体に限らず溶剤塗料でも、硬化乾燥する際に塗膜の中に引っ張る力(内部応力)をたたえてしまいます。また、膜厚が厚ければ厚いほどこの力は強くなります。これがあだになり、いったん腐食や剥離が始まると応力が解放され、大きな剥離を引き起こします。そうした不具合を防ぐために欠かせないのは、塗装する前の処理、すなわち前処理です。前処理が適切であれば応力に負けない塗料の付着力が発生し、長く腐食や剥離から金属を守り続けることができます。粉体塗装は性能がいいというのは正確な表現ではありません。「適切な前処理を施した上の粉体塗装はとても性能がいい」、これこそが本質です。

中部地区の粉体塗装のパイオニア、筒井工業株式会社では粉体塗装の技術を磨き続けています。粉体塗装でお困りの際は是非とも当社にご相談ください。

また、塗膜の剥離について下記URLにまとめておりますので、ご興味のある方はご参照ください。

塗装について ~剥離と責任~