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2020/06/19
地球に住めなくなる日

中部地区で環境に優しい粉体塗装は、筒井工業にお任せください。

先般、怖い本を読みました。その名も『地球に住めなくなる日』。粉体塗装はVOCフリーと溶剤塗装よりはCO₂排出が少ないということで環境に優しい塗装方法であります。しかし、CO₂についてはあくまで溶剤塗装よりは少ないということで、排出はしているわけです。当社だけでではなく、塗料の製造過程や輸送でもCO₂は排出されます。冷静に振り返ると、自分たちを取り巻くすべてのことはCO₂排出なしでは進まないわけですが、そのCO₂が地球を温暖化させてしまい、これから加速度的に気候変動が発生していく様子が生々しく書かれているこの著書。いま、現時点では洪水や大型台風が毎年国内で被害を発生させ、確かに異常気象が続いているなとは思うものの、自分の身の回りはいつも通りの日常が過ぎていき、数十年後にもかなり厳しい世界になってしまっていることが想像もつきません。いや、想像しないようにしているというところが本音です。さてこの本ではその気候変動が以下のように加速していくと描かれていました。

地球温暖化⇒北極の氷(白色)が解ける⇒太陽光が吸収される⇒温暖化加速
海水温の上昇⇒海水のCO2吸収量が減る⇒温暖化加速
北極圏の永久凍土が解ける⇒閉じ込められていたCO2放出(今の大気中のCO2の2倍)
暑さで植物が枯れる⇒CO2吸収力が低下⇒加速
気温上昇で山火事増える⇒山火事でCO2放出⇒さらに山火事が増える⇒樹木減少⇒昆虫減る⇒野菜・果物が身を付けない
気温上昇で水蒸気増える⇒水蒸気も温室効果あり
都市ではアスファルトとコンクリートが昼間に熱を蓄え、夜放出する(ヒートアイランド現象)
肉食文化の広がり⇒牛のげっぷに含まれるメタンガスはCO2より温室効果が増す

  メタンの温室効果はCO2の数十倍

大気中のCO2が増えると、植物の葉の厚みが増す⇒CO2の吸収量が減る
CO2を海水が吸収し、酸性化で植物プランクトンが減少⇒大気への硫黄放出が減ってく雲が減る⇒太陽光が直接照射
水温上昇と酸性化でサンゴが全滅し、海産物が激減し、高潮が増える
繰り返しますが、いまはなんともわかりにくい温暖化の影響が、これから加速していくのだそうです。もうその加速の扉は開いているというのです。そしてすでに、今からCO2排出を削減しても、温暖化はスピードこそ遅くできても、止まらないというのです。
ではどうすればいいのか?その本には2つのことが書かれていました。
ひとつは政治が重要だということです。もはや個人の、保護団体の運動でどうにもならない、世界が団結するしかないといいます。そのために投票することで政治を変えていく必要があるということです。
そしてもう一つは、CO₂排出を少しでも抑えられるような小さな行動を個人がおこしていくことだそうです。仮にレジ袋1つ断ったとしてもCO2削減には大した効果はありません。しかし、そうした行動を周囲で見ていた人がすこし環境について考える。そうした意識のちょっとした広がりが大切なのだそうです。
私には何ができるかなと思いを巡らした結果、今このブログを書いています。このブログを見ていただいた方に少し環境に意識をむけていただける機会になったら、地球市民として少し仕事をしたことになるでしょうか?