昨日、愛知県の職場環境改善支援事業の最終報告会に出席いたしました。各社様の発表を聞かせていただき大変参考になり、大いに学ばせていただくことができました。今後の課題として、アドバイザー（コンサルティング）の先生がいなくなっても、改善活動が継続されなければならないこととのことでした。事業終了後は経営トップや上司のコミットメントとフォローがカギを握るということになるのでしょう。

愛知県　職場環境改善支援事業

この事業で主に扱われた働き方改革での本質は、社員が自分ら考えて行動し成果を出せるようになる訓練であると思います。私のような昭和時代のあたまでは、働きやすい環境は待っていても誰も用意してくれない、自ら勝ち取るものだと思ったりもします。それを社会現象的なムーブメントの中で自らの足で立って走れるようになる訓練の機会を社会が与えてくれているのだと、私は勝手に位置付けております。

あるアドバイザーの先生がご挨拶で怖いお話をされました。『中国では昨年80万社倒産し、120万社が新たに生まれている』とのこと。恐るべき新陳代謝だと思います。想像ですが、用が済んだ業態は容赦なく退場してもらい、新しい分野に注力していくということが起きているのではないかと思ったりします。日本国内では狭い市場を奪い合い疲弊しているが新陳代謝の進まない業界もあろうかと思います。日本国の政策であるこの働き方改革が、日本の国力を取り戻す原動力のひとつになることを願ってやみません。

すみません、脱線しました。日本のことを憂いる前に、まずは当社を真にお客様の事業に貢献できる状態に成長させたいという思いを実現するべく、今後も改革を継続してまいります。引き続き、皆様方からのご指導ご鞭撻を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

筒井工業(株)　代表取締役　前島靖浩