結果が欲しければ、関係の質から (前島ブログ)
2021/12/08
働きがい改革のパイオニア、筒井工業の前島です。
経営者やマネージャーは結果を求められます。
ですから、部下や社員に結果を求めます。しかしここに大きな落とし穴があります。
マサチューセッツ工科大のダニエル・キム教授の提唱する『組織の成功モデル』にその答えがあります。
当モデルによれば、
①結果を求めるけど、期待する成果が得られないと…
②部下や社員に一方的な指示・命令をしてしまう。その結果、相手は自分で考えることをやめてしまう。
③そのため、受け身の姿勢で、必要最低限のことしかやらない。
④良い結果が生まれない
⇒ だから①社員や部下により当たりがきつくなる…
以下『負のスパイラルループ』にハマって抜け出すことは困難となります。①『結果』を求めるところから出発するとと『負のスパイラル』にハマりやすいということです。
そしてこのモデルによれば、『負のスパイラルを脱して成功する組織』になるためには『関係の質』を高めることを出発点にする必要があると説きます。
つまり、
①関係の質を向上する(互いに信頼し、尊重し、共に考える)
②自ら気づきがあり、面白いと思える
③面白いから自発的に考え、行動する
④良い結果が生まれる
⇒ ①関係が良くなる、さらに高い期待に応えようとする
ところが、この『関係の質』が曲者です。
あるマネージャーがおっしゃいました、
『結果が出てないから、部下を褒めてあげることもできないし、つい当たりがきつくなる。そうすると部下は委縮してしまって、さらにうまくいかなくなる。でも結果が出てないし、自分も上から結果が求められている。もう、どうしたらいいかわからない…』とのことでした。見事に『負のスパイラル』にハマっておられます。
『関係の質』(互いに信頼し、尊重し、共に考える)を高めるためには、
基本的なコミュニケーション力、すなわち【聴く】【問う】【伝える】が高い次元で必要になります。『聴く、問う、伝えるくらいできるよ!』と反論されそうですが、
『部下や社員がやる気になるような、聴く・問う・伝える』となるといかがでしょうか?皆さんが部下や社員に何か話した後で、彼らはイキイキとしていますでしょうか?
全ての仕事、趣味、スポーツなどに『基礎』が重要なように、
相手に自主的に考動してもらうための『聴く』『問う』『伝える』にも基礎があります。そうした基礎を学び、それを普段の仕事で当たり前のように使いこなせる必要があります。ひとつひとつは単純なのですが、いざ実践しようと思うとなかなか難しいのがこれらのスキルです。
私たちのコンサルティング事業『T-CX 』では、
こうした基礎コミュニケーションスキルのセミナーを受講していただき、それができるようになるまでクライアント企業様に入り込んでコーチするところまでを行います。
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