耐震工事進捗ブログVol.6『左官屋さん頑張る』(STブログ)
2023/05/30
こんにちは「ST」です。
第6回は「左官屋さん頑張る」です。
左官とはコテという道具で、壁などに
最後に仕上げ塗りをする職人さんのことです。
日本家屋で漆喰壁を塗っているイメージが強いですが、
今回はコンクリートを塗る作業になります。
先日、基礎の穴にコンクリートを流し込みました。
土間コンクリートと言います。
これも前回同様、
平日の打設でこれまた似たような時間で作業も終了。
やっと壁際の落とし穴がなくなりました。
新設した鉄骨柱は埋め込み柱脚と言って、
アンカーボルト締めした柱の
ベースプレートごとコンクリートに沈められます。
だから今までくぼみがあったのです。
土間コンクリートはコンクリートの床という意味です。
そのままですね。
壁の足元は一部ブロック塀になっているので
その土台も兼ねています。
外に面した土間コンは土の下に隠れるところもあり、
L型に成型されました。その方法がおもしろい。
なんと段差をつける型板のみしか使いません。
あとは高くするほうから
コンクリートを入れて押し出していくそうなんです。
最初に聞いた時は同じ高さになってしまうのでは?
と思いましたが、当然のように段差はできあがりました。
コンクリートは想像以上に粘り腰で
まさに百聞は一見に如かずです。
住宅のベランダも同様の施工方法らしいですよ。
床もできたので次はブロック積みです。
現在、壁のない現場は風通しが良すぎる
と以前に書いたと思います。
柱を新設するところだけですが、
新しく基礎をつくるためブロック塀も取り払われています。
それは外壁だけではなく内壁もです。
内壁である以上隣には別の部屋があり
別の塗装ラインが入っています。
強風が吹き込むと、
その空いたすき間から風が入っていくのです。
ブルーシートも貼りましたが強風には勝てませんでした。
もちろん、それで製品に問題があったとは聞いてはいませんが、
ハタめくブルーシートを横目になんとも気まずい思いをしたものです。
しかし、ついに解放される時が来たのです。
セメントをあいだに塗りながら
鉄筋とコンクリートブロックを手際よく積み上げいくその姿。
いやぁ壁はいいものです。
それらの作業すべてに左官屋さんは関わっていました。
土間コンの前には柱と基礎を接合させる
「無収縮モルタル」の注入もしています。
床がまっ平なのもキレイに化粧された
ブロック塀がまっすぐ建っているのも
新しい柱で地震に耐えられるのもすべて左官屋さんのおかげ!!
・・・すこし興奮しすぎました。
ただ、コンクリート建築物のあらゆる場面に
関わってくる仕事なんだと気づかされたのも事実です。
まさに塗装のようですね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
次回もお目にかかれますように。
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