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耐震工事進捗ブログVol.7『付属の安全対策工事』(STブログ)

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耐震工事進捗ブログVol.7『付属の安全対策工事』(STブログ)

耐震工事進捗ブログVol.7『付属の安全対策工事』(STブログ)

2023/06/09

こんにちは「ST」です。

第7回は「付属の安全対策工事」です。


柱の新設や土間コンも終わり、

大体の形が見えてきた今回の耐震改修工事。


いまは既設の設備の塗り直しの準備として、

古い塗膜やサビを削り落とす研磨作業と、

溶接作業がメインになっています。


溶接は柱と筋交いを接合するプレートの全面溶接や、

新設した梁に屋根材の落下防止用のブレースの取付をしております。
新設の柱には製造段階でプレートは取り付けられています。

既設の柱の筋交いを作り直すためです。


以前より頑丈な鋼材に取り替えることで、

さらなる安全性向上をはかります。
耐震改修工事をしている建屋の屋根は

薬品のガスの影響で腐食しないよう木製になっています。

地震に関係なく屋根が落っこちてしまうようでは

おちおち仕事もできませんしね。


普段はこれで大丈夫なのですが、

逆に地震の際は鉄材ほどの強度は見込めないかもしれません。
いざという時のため、

屋根材が建屋のなかで作業するひとの

頭の上に降ってこない対策も必要です。


そのために屋根を支える梁の上に、

網のようにブレースを敷き詰めました。これも溶接止めです。
研磨作業も含め、

これらのなかには高所での工事になる場合もあります。


ひとの手の届かない高い場所での作業ではハシゴを掛けて登るか、

高所作業車を使うしかありません。
外足場から手が届く範囲や、

仮の足場が用意できるなら問題ないのです。
ですが、さすがにハシゴに乗りながら溶接するのは

曲芸師でも無理でしょう。


研磨作業も、縦にのびる柱ならともかく

横に長い梁にはしごだけではつら過ぎます。

高所作業車は2台しかありませんし、

上塗り塗装は研磨作業がぜんぶ終わらないと始められません。


まぁ休み明けに現場を見て、

間違い探しかよ!?という変化の少なさですが、

着実に進んではいます。


ただ、ちょっとばかしブログの更新もペースダウンするかもしれません。
仲良く作業しないとね。

現場からの要望のあった安全対策工事もあります。


走行クレーンは定期的に設備点検やギヤ部への注油が必要です。
長く使い続けるためにはメンテナンスはかかせません。
ただ、地上5mに設置されているのでこれまた、

ハシゴで登るしかありませんでした。

 

クレーンレールの点検はその上を歩いてチェックしますし、

耐震改修工事はより安全にメンテナンスできるように

改善するチャンスでもありました。


いま困っていないと、ついついそのままにしがちですものね。
そこで今回、思い切って固定式タラップを取り付け、

安全帯を引っ掛けるレールも新調しました。
メンテナンス中、もし地震があってもより安全性が上がったと考えるなら、

これも耐震改修工事となるでしょう。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
また次回お目にかかれますように。

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